日本のアニメ界に手塚治虫がいなければ…~「海のトリトン」

手塚治虫の功績はマンガ界だけでなく、アニメーションにも大きな影響を与えています。何といってもテレビアニメ「鉄腕アトム」は日本初の…という言葉を抜きにして、画期的な作品でした。世界中で放映されています。

アニメ映画にも挑戦していました。数を挙げるとキリがないでしょう。ディズニーへのあこがれであり、挑戦だったのかもしれません。どのようなジャンルでも開拓者の生き様は凄いものがあります。

「海のトリトン」は、他の手塚治虫作品では地味に見えます。「ブラックジャック」のような、医師の知識を取り入れた話でもありません。「火の鳥」のような壮絶な時間をめぐる大作とは言えないでしょう。

それでも「海のトリトン」は高く評価されています。特にアニメ版です。映画館で上映されたものはそれを短くカットしたものですが、最も重要な最終回あたりは、ほぼ、ノーカットでした。

テーマは善と悪です。例えば、ハリウッド映画などのアクション系では善人と悪人がハッキリしている、と言えばわかりやすいでしょう。手塚治虫は、よくラストで大きな裏切りをします。どんでん返しに近い最後です。この「海のトリトン」もラストに驚くような展開をします。

これ以上は書けませんね。気になる方は、ぜひ、観てください。納得するはずです。