世界に誇るアニメ映画~「AKIRA」(大友克洋)

マンガの「AKIRA」は連載中でした。しかも、不定期連載。まだ、物語の中盤あたりの頃です。大友克洋は「童夢」で日本SF大賞をとりました。第4回です。まさか、SF大賞にマンガで受賞するとは誰も思っていなかったでしょう。それほど「童夢」は読者だけでなく、SFマニアや、同じ業界のマンガ家にも多大な影響を与えました。

そこからの「AKIRA」連載です。期待は膨らんでいました。出てきた世界観は期待を遥かに超えて、さらに一段上の描写が第1話から進みます。近未来SFでした。そして、それをアニメ化するという信じられない発表を。アニメ「AKIRA」が上映された翌年に手塚治虫が亡くなったこと。それさえもが偶然には見えません。

マンガとアニメはストーリーが違います。いや、最も重要な「AKIRA」の設定がまったく異なっていて、別ものだと思ったほうがいいでしょう。どちらが良いとか、ありません。マンガもアニメも将来、残しておくべき作品のひとつでしょう。

舞台は2019年のネオ東京でした。翌年には東京オリンピックが開かれる予定になっています。やはり、偶然とは考えられません。素晴らしい創作者は予知能力でもあるのでしょうか。必見です。