究極の香港映像美~「花様年華」(ウォン・カーウァイ)

この映画は「欲望の翼」の続編とも言われています。実際のところ、分かりません。ウォン・カーウァイの映画にストーリーを求めるのは間違っているでしょう。よく、比べられるのがフランス映画です。

とにかく、出演している俳優がカッコイイ!これに尽きます。衣装やセット、照明までもが俳優を惹きたてる道具のようです。これは監督ウォン・カーウァイと撮影クリストファー・ドイルの名コンビがつくりだした奇跡でしょう。

未だ、雑貨屋さんなどにはポスターが売られています。日本ですよ。オシャレなカフェなどに、さりげなく貼られているのを何度か見たことがある方もいるかもしれません。とても愛されている映画ですね。

この映画を観るときは、とにかく世界観に入ってください。その昔、高倉健主演の映画を見た後に、みんなが高倉健になりきって映画館から出てきたような感じです。もちろん、「ゴッドファーザー」シリーズでもいいでしょう。

カッコつけた映画はいくらでもあります。しかし、カッコイイ映画はそれほどありません。風景がキレイでもなく、自然が美しいわけでもなく、ただただ、出演者が素敵です。さて、部屋を少し暗くして、映画のなかに入り込んでください。傑作です。