大人には反抗するものだと教えられたイギリス映画~「小さな恋のメロディ」

この映画ですぐに出てくるのは音楽です。ビージーズの「メロディ・フェア」。映画「サタデーナイトフィーバー」以前の話になります。この曲を含めたサウンドトラック盤は、どうやら日本でしか発売されていないようです。

ラストシーンではクロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤング(CSN&Y)の「ティーチ・ユア・チルドレン」が使われていました。少し説教臭い歌詞ですが、美しいハーモニーに合わせて少年や少女たちが大人に反抗して逃げていく姿。とても印象的に残ります。

主役はダニエル役のマーク・レスター。相手役は原題のタイトルにもなっているメロディ役のトレイシー・ハイド。そして、最も脇役として輝いているオーンショー役のジャック・ワイルド。

マーク・レスターは20代で俳優をやめました。トレイシー・ハイドは途中で進学のため休業しています。ジャック・ワイルドは「小さな恋のメロディ」より前にアカデミー助演男優賞ノミネートされていますが、途中から出演作がなくなっていきました。

子役の運命はどこの国でも厳しいのが現実です。そんなことを思うと「小さな恋のメロディ」はさらに切なく響いてきます。もう一度、書いておきましょう。とてもよい作品です。