映像美を追求したサスペンス映画!~「サスペリアPART2」( ダリオ・アルジェント)

不幸でした。「サスペリア」は魔女がモチーフになっていて、ホラー映画と言われたら返す言葉がありません。実際、日本でもそのような売られ方をしました。本当は映像美と音楽が織りなすイタリア映画でいいと思っています。

アメリカのホラー映画はエンターテイメントです。お化け屋敷の感覚と似ています。そこの角を曲がったら何か出てくるのでは?という期待を裏切りません。ダリオ・アルジェントの作品とはまったく方向性がちがいます。これでもか!というほどに色彩にこだわった映像と、凝ったカメラワークは芸術性が高いです。

「サスペリアPART2 / 赤い深淵」も純粋なサスペンス映画です。少しだけホラー要素の入った正統派といってイイでしょう。誤解している方が多くいます。断言です。「サスペリアPART2」…「赤い深淵」。タイトルはどちらでもかまいません。この映画はダリオ・アルジェントの最高傑作です。

「サスペリア」を観たり、怖いものが苦手な方は、そんなことを抜きに一度、観てください。「サスペリア」ではコピー文句が流行語のようになりました。それでも心配な方は、2人以上で観ましょう。ドキドキとハラハラ感よりも、ダリオ・アルジェントの映像美を味わえますよ。